【2025年最新】ChatGPTとは?無料でできることや使い方・始め方を解説

創業手帳

チャットGPT(ChatGPT)を活用し効率化!活用事例や危険性・ビジネスへの影響なども

この記事でわかること

●ChatGPTの概要と活用方法
●無料プランと有料プランの違い
●ChatGPTができる主な業務(文章校正、要約、ブレインストーミングなど)
●ChatGPTを使ったリサーチやアイデア提案の具体例
●ChatGPT利用時の注意点のまとめ

生成AIの代表として大きな注目を集め続けているChatGPT(チャットGPT)。

ChatGPTは、文章作成や要約・アイデア出し・画像生成・動画作成・コード作成支援などをAIが自動で行ってくれる画期的なツールです。

無料でも使え、登録方法も簡単ということもあり、世界中で利用されています。

AIの進化は目まぐるしいため、今のChatGPTでどんなことができるのか、完璧に把握できていないという方も多いでしょう。

そこでこの記事では、初心者でも迷わず始められる使い方や料金プランの違い、実際の活用事例を紹介します。

ChatGPTは日々進化を続けており、時系列順の解説記事は下記です。

今後も進化を続けていくことが予想されるChatGPTの概要を掴み、自身のビジネスに活かせるようになりましょう。

ChatGPT(チャットGPT)の変遷・解説記事

創業手帳株式会社の創業者である大久保幸世が、実際に「ChatGPT」に触れ、あらゆる視点で分析した『ChatGPT 生成AIガイド』を無料リリース!
従来のチャットボットとの比較やGoogle検索との比較、実際にどのような活用ができるのかを始め、実際にChatGPTをビジネスに活用している業界トップランナーの方のインタビューも掲載!ビジネスにおいて、どのような活用ができるか模索中の人は、是非ご活用ください。



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この記事の目次

ChatGPT(チャットGPT)とは?

ChatGPT(チャットGPT)は、テキストメッセージを入力すると、それに応じた答えを返してくれるAIです。簡単な質問だけではなく、文章の要約や小説や詩の創作・英文の翻訳など、さまざまなことに使えます。

ビジネスの分野において特に注目されているのは、議事録・レポートの作成や、文章の要約、文章のチェック・校正など、ホワイトカラーが日々実施している業務への活用です。

実際、GPTs・GPT Builderとも呼ばれる、自分好みのChatGPT(ボットのような)を作れる機能もリリースされています。

こうした業務の効率化が進めば、人間は企画や営業など、よりクリエイティブな業務に集中できるようになるでしょう。

例えばExcel関数を知らなくとも「〜してください」とチャットでメッセージを打つだけで対応数式を提示してくれます。

表やグラフの作成についても、ChatGPTと連携してより便利なものになってきているため今後の進化がますます楽しみです。

参考までに、「ChatGPTとは?」とChatGPTに質問した際の回答を以下に添付します。

ChatGPTについて、他の記事はこちら>>
ChatGPTとは

ChatGPT(チャットGPT)の無料・有料プランの違いと料金

ChatGPTはリリース当初から無料で利用可能ですが、現在はGPT-5などを利用できる有料プランも提供されています。

現在のプラン料金や利用できる機能をまとめましたのでご覧ください。

プラットフォーム プラン 料金 利用可能なモデル
ブラウザ・モバイル 無料プラン 0円 GPT-5:制限あり
GPT-5 thinking:制限あり
GPT-5 thinking mini:制限あり
Webブラウジング機能
画像生成(DALL-E 3)・ファイルアップロード・データ分析・音声モード:制限あり
カスタム GPT
ブラウザ・モバイル ChatGPT Plus
(有料プラン)
ブラウザ版:20$/月(※1)
モバイル版:3,000円/月(※2)
GPT-5
GPT-5 thinking
GPT-5 thinking mini
GPT-4o
GPT-4.1
OpenAI o3
OpenAI o4-mini
Webブラウジング機能
画像生成(DALL-E 3)・音声入力・データ分析・ファイルアップロード
Codex エージェント研究プレビュー
プロジェクト、タスク、カスタムGPTの作成と使用
動画生成(Sora):制限あり
ChatGPT エージェント:制限あり
ブラウザ・モバイル ChatGPT Pro(有料プラン) ブラウザ版:200$/月(※1)
モバイル版:30,000円/月(※2)
Plusプランの機能
GPT-5 Pro
GPT-4.5
アドバンスドボイスモードへの無制限アクセス
Deep Research
動画生成(Sora)
ChatGPT エージェント
ワークスペースで GPT を共有

(※1)(※2)アプリ版は日本向けに日本円で価格が3,000円/30,000円と設定されており、ブラウザ版は$で全世界向けに価格が20$/200$と設定されている。

「plus」「pro」のほか、企業向けプランである「Team」「Enterprise」を合わせて4つの有料プランが提供されています。

ChatGPTはモバイルアプリでも提供されており、ブラウザ版と同様の機能が利用可能です。

選び方の目安としては、まずは無料プランで機能を試し、精度や機能に物足りなさを感じたらPlusへのアップグレードがおすすめです。

開発や研究など高度な業務利用を想定するならProを検討しましょう。

ChatGPT(チャットGPT)の始め方・登録方法|簡単に始められる!

ChatGPT(チャットGPT)はリリース当初ブラウザ版のみの提供でしたが、現在はモバイル版のアプリもリリースされています。

また、ChatGPTは、2024年4月1日からサインアップなしでも使用可能になりました。
しかし、サインアップをしないと、チャット履歴の保存ができません。チャット履歴を残しておきたいときや、チャット履歴を共有したいときは、サインアップがおすすめです。
サインアップなしだと、音声での会話もできないので、必要に応じてログインしてください。

ChatGPTがサインアップなしでも使用できるようになったことで、誰でも手軽に使えるようになりました。アカウントを持っていないユーザーでも使用可能です。
サインアップしないでChatGPTを使用する場合でも、対話の内容をモデルのトレーニングに使用されない設定ができます。

では、ブラウザ版・アプリ版それぞれのChatGPTの始め方をみていきましょう。

ChatGPT(チャットGPT)の始め方|ブラウザ版

ChatGPT(チャットGPT)は公式サイトにアクセスして、下記いずれかのアカウントでログイン、またはアカウントを作成するところから始めましょう。

<ChatGPTで利用できるアカウント>

  • Microsoft
  • Google
  • Apple

ログインすることができれば、すぐに無料版を利用可能です。

左上のプルダウンメニューからモデルの選択ができ、有料版を契約することでGPT-5など上位モデルの無制限利用が可能になります。
有料版の契約は「Upgrade to Plus」のボタンから進められ、支払い方法の登録など数分で利用できます。

無料版では利用できないさまざまな機能が利用できるので、ビジネスで本格的に利用するという場合には有料版へのアップグレードがおすすめです。

ChatGPTはログイン・支払い方法の入力という2ステップのみで、簡単に有料プランまで利用開始できます。

ChatGPT(チャットGPT)の始め方|アプリ版

ChatGPT(チャットGPT)のモバイルアプリはiOS・Androidどちらにも対応しています。

以下ではiOS版の始め方をみていきましょう。

iOSの場合には、App Storeで「ChatGPT」と検索しインストールするところから始めていきます。

アプリを起動するとログイン画面が表示されるので、ブラウザ版と同じくいずれかのアカウントでログインしましょう。

アプリ版もログインが完了すればすぐにChatGPTが利用可能です。

「Message」欄にテキストを入力、またはマイクのマークから音声で指示を入力しましょう。

アプリ版でもブラウザ版と同じく、アップグレードを行うことで有料版が利用可能です。

こちらも無料版とは異なる機能がさまざま利用できるので、積極的に利用してみましょう。

【東大松尾研による解説】ChatGPT(チャットGPT)にできること・使い方の例

2023年2月17日、冒頭にもご紹介した東大の松尾豊教授の研究室が、ChatGPT(チャットGPT)にできることなどを整理したレポート「AIの進化と日本の戦略」を発表しました。

リリース初期のレポートではありますが、ChatGPTについての理解を簡単に深められる、とてもレベルの高いレポートです。

以下では、レポート内で紹介されているChatGPTにできる5つのことをご紹介します。

文章の添削、校正

ChatGPT(チャットGPT)に任せたいことの一つ目として、文章の校正や添削の作業が挙げられます。以前からもWordの校の機能がありますが、より手軽に文章としてメッセージを打つだけで校正・添削してくれるので、利便性は増しています。

「〜という文章を校正してください」という形でメッセージを打つと、以下のように修正してくれました。

また以下のように、そのまま文章を打ち込むだけでも、勝手に修正してくれるようです。

SNSで話題になっていたのが、ChatGPTを使った炎上リスク対策です。炎上しないように校正・添削する使い方も効果的です。

また、創業手帳では、「SNS運用ガイド」をご用意しています。これからSNS運用をはじめたい方、これからどのようにSNSを運用すればいいのか分からない方、ぜひ「ChatGPT生成AIガイド」とあわせてご利用ください。


SNS運用ガイド

文章や概念の要約

ChatGPT(チャットGPT)は文章の要約にも使うことができます。

ただし、無料版のChatGPTには文字数制限が存在しているため、特定の文字数までしか入力することができないことが難点です。

GPT-5が利用できる場合には、300ページを超える文章を読み込めるようになっているので、文字数について気にすることはほとんどないでしょう。

参考までに、「マイクロ法人を設立しよう!メリットとデメリット、作り方を徹底解説」という記事の「マイクロ法人を設立する4つのメリット」という文章を要約してもらうことをお願いしてみた結果は以下の通りです。

壁打ち、ブレインストーミング

意外と効果的なのが、壁打ち・ブレインストーミングとして使う方法です。ビジネスにおけるマーケティングの方法や、何かをするときのメリット・デメリット、企画を考える際のアイデアの創出など、さまざまな場面でChatGPT(チャットGPT)の活用が効果的です。

また、少子高齢化問題に関して、以下のような壁打ち、質問をしてみました。

以下がその回答です。なかなかもっともらしい回答になっているように感じます。

リサーチ、論点の洗い出し

リサーチ、論点の洗い出しにもChatGPT(チャットGPT)の活用が有効です。自分自身で本格的にリサーチを開始する前に、まずはChatGPTに聞いてみることでリサーチをより効率的に実施することができそうです。

例えば、「東京都港区に飲食店を出店するメリット・デメリットを教えてください」とChatGPTに聞いてみた結果は以下の通りです。


何か企画を考えるときに、想定できるあらゆる可能性を考えておくために活用できそうです。

アイデアの提案

アイデアの提案もChatGPT(チャットGPT)が得意なことの1つです。アイデアが思い浮かばないときだけではなく、とりあえずChatGPTに聞いてみてアイデアを聞いてみることからアイデアを考えてみると、よりアイデア考案が効率的にできるのではないでしょうか。

ChatGPTにキャッチフレーズ・コピーライティングのアイデアを聞いてみた結果は以下の通りです。コピーの数をさらに増やしていけば、「これは」と思えるコピーも出てくる可能性があるでしょう。

ChatGPTではWebブラウジング機能が利用できるため、最新の情報を元にさまざまな提案をしてくれます。

基本的な5つの活用方法のみでも、使いこなせるようになることで、ビジネスを加速・効率化させられる力が十分にあるでしょう。

【その他】ChatGPT(チャットGPT)にできること・使い方の例

ChatGPT(チャットGPT)にできることは、まだまだあります。以下では、その中でも特に利用価値が高そうな用途についてご説明します。

画像認識

ChatGPTができることのひとつに、画像認識機能があります。
画像認識とは、ChatGPTに画像をアップロードし質問を投げかけることで、画像を認識した回答を得られる機能のことです。

実際の使い方は、ChatGPTを提供するOpenAIがX上で公開していた動画で紹介されました。
動画内では、自転車画像をアップロードし、さらに「サドルの高さを低くしたい」というテキストを送信しています。すると、ChatGPTからサドルを下げる方法が5つのステップで提示されました。

より詳細な回答を得るため、自転車のサドル部分に丸印を付けた画像をアップロードし、必要な道具があるかChatGPTに聞いたところ、ChatGPTが画像を認識して必要な道具の画像とサドルの下げ方を説明してくれました。

同じようにフリー画像を使い、サドルに丸印を付けてChatGPTに、サドルを下げるため必要な道具を聞いてみました。
すると、ChatGPTは画像から「クリックリリースレバー」と「六角レンチ」が必要なことと、道具の詳しい使い方を教えてくれました。

また、文章が書かれた画像を送信し「文字を抽出して」という指示を出したところ、正確に画像内の文字をテキスト化してくれました。

「文章をコピーしたいけど、画像化されていてできない」という場面を経験したことがある方も多いでしょう。

そんな時には、ChatGPTを使えばすぐに文字のみを抽出可能です。

ブラウジング

ChatGPT Plusには、ブラウジング機能があります。

ブラウジング機能とは、BingやGoogle検索を使用し、現在ネット上に公開されているWeb情報を閲覧する機能のことです。

通常では、2024年10月1日時点の情報しか得られません。

(GPT-5)しかし、ブラウジング機能を使うと、ChatGPTが現在Web上にある情報を閲覧してくれるため、最新の情報が得られるメリットがあります。

例えば、試しに「現在の総理大臣は誰ですか?」とChatGPT Plusで聞いてみます。すると検索したうえで、現在の総理大臣の名前を回答してくれ、さらに情報ソース元の確認も可能です。

ChatGPTの回答は必ずしも正しいとは限らないため、重要な情報を調べるときには必ずソース元の確認と、正しい情報かどうかをチェックしましょう。

プログラミング

多くの方がすでに、ChatGPT(チャットGPT)をプログラミングに活用し始めています。Excelのマクロ作成や簡単なホームページの作成なども、ChatGPTを使えば実現できます。

これによって、エンジニアでない方であっても、気軽にITサービスが作成できるようになっています。

参考までに、「Hello World」と出力するホームページのコードを作成してもらいました。

出力されたコードを基盤として作成を進めることで、大幅にコーディング作業の効率化が見込めるでしょう。

MacOSを利用している方の場合には、専用のアプリ上で直接コード編集も可能になっています。

小説などの創作

小説や詩などの創作の分野にも、ChatGPT(チャットGPT)は活用できます。ちょっとしたクリエイティブを作成してホームページやパンフレットなどに掲載したい場合には、効果的かもしれません。

小説を書いてもらうよう指示してみたところ、以下のような小説のあらすじが返ってきました。

あらすじにならないよう、文字数指定をすると、文字数に沿う形で小説を作成してくれました。

このようにクリエイティビティが求められる指示でも、ChatGPTは問題なく回答を生成してくれます。

メルマガ・メール作成

こちらも活用価値が高そうなのが、メール作成・メルマガ作成にChatGPT(チャットGPT)を活用することです。特に、顧客に向けて定期的に発信しなければならないメルマガ作成には効果的に感じます。ポイントさえ伝えておけば、簡単にメルマガ作成ができます。

以下、創業手帳を宣伝するようなメルマガを作成してほしい、と伝えた結果です。

メルマガとしては、そこまで悪くないのではないでしょうか。他にも細かい指示を与えることで、効果的なメルマガを簡単に作成できそうです。

翻訳・英会話の練習(音声応答)

英会話の練習や、英語の翻訳(日英、英日ともに)にもChatGPT(チャットGPT)が活用できます。英文メールの日本語への翻訳や要旨の把握など、そこまで高精度な翻訳が求められない場合には、ぜひ活用しておきたい機能です。

参考までに、『赤毛のアン』の英語版の冒頭を、日本語に翻訳してもらいました。
(参照:The Project Gutenberg eBook of Anne of Green Gables, by L. M. Montgomery)

また、英語の文章を投げかけると、英語で返してくれるので、英作文・英会話の練習にも利用できます。

議事録作成

議事録を作成する際にも、ChatGPT(チャットGPT)は効果的です。綺麗にメモ書きできていたり、文字起こしができていたりする場合には、その文章をChatGPTに与えることで、要約する時間を短縮できるでしょう。

最後に内容を確認する必要はありますが、まずはChatGPTで要約させることで、議事録作成を効率化できます。

画像生成

画像を生成する際にも、ChatGPT(チャットGPT)は利用可能です。

ChatGPTには、画像生成モデルであるDALL-E3が統合されているため、かなりクオリティの高い画像が生成できます。

試しに「猫が芝生で遊んでいる画像を作成してみて」と依頼してみたところ、下記の画像を生成してくれました。

クオリティの高い画像で、そのまま使うこともできそうです。

プロンプトの細かな調整は必要そうですが、実務でも活用できるレベルでしょう。

動画生成

ChatGPTは、動画生成モデルである「sora」と連携しているため、動画も生成可能です。

ChatGPT経由でアクセスでき、クオリティの高い動画が作成できます。

soraのホームには、世界中のユーザーが作成した動画や画像がまとめられており、かなりクオリティの高い動画も散見されます。

こちらも画像生成同様に、プロンプトが肝になりますが、賢く活用することで実務でも利用できる動画を作成できるでしょう。

ChatGPTにできないこと

ChatGPT(チャットGPT)にできそうに思えても、意外とできないこともあります。以下では、そうした「できそうでできない」ことをご紹介します。

誹謗中傷や差別的発言(ヘイト)

ChatGPT(チャットGPT)は、他者を誹謗中傷したり、差別的発言をしたりすることができないようになっています。そのため、コンテンツ作成をする際には、安心してChatGPTに任せることができます。

逆にYouTubeなどの台本作成のためにゴシップが含まれるようなコンテンツを作らせようと思っても、誹謗中傷的な内容が含まれていれば作ることができません。

倫理的ではない(不倫や殺人など)シナリオ作成

誹謗中傷などではなくとも、倫理的にあまり好ましくない内容が含まれているコンテンツについては、ChatGPT(チャットGPT)で作成することはできません。
例えば不倫や殺人などの内容が含まれるようなコンテンツです。

そのため、推理小説や恋愛小説などのコンテンツについては、完全に自由にChatGPTで作成できる、というわけではありません。

ChatGPT(チャットGPT)は嘘をつく?ハルシネーション問題について

ChatGPT(チャットGPT)は日々進化し続けていますが、いまだに不正確な回答をすることもあります。

ChatGPTはインターネット上の情報を集めてきて回答するため、そもそもインターネットに出回っていない情報などについては、正確な回答をすることができません。
また、2024年10月時点までの情報しか読み込んでいないので、時事問題などについては正確な回答が難しい現状があります。
ただ、この問題についてはWebブラウジング機能を利用すれば回避可能です。

問題となるのは、やはりハルシネーションでしょう。
ハルシネーションとは、AIが事実と異なる情報を生成する現象を指します。

日々改善されてきているものの、いまだにChatGPTでもこの現象が見られます。


※出典:Open AI GPT-5が登場

上記は、オープンソースのプロンプトに対するハルシネーション率です。OpenAI o3と比較するとGPT-5はハルシネーションが大幅に減少しました。
しかし、コンテンツ作成やプログラミングをChatGPTに任せる場合には、最後に人の目によるチェックが欠かせないでしょう。

創業手帳では、ChatGPTと専門家との見解にどのような違いが生じ、どこまで正確なのかを独自に実証してみたものを記事にまとめました。
ChatGPTをうまく使いこなすコツも記載していますので、あわせてお読みください。

関連記事
Chat(チャット)GPT は専門家に勝てるのか?どこまで活用できるのかを検証!

ChatGPT(チャットGPT)で仕事の仕方が変わる・なくなる可能性

ChatGPT(チャットGPT)が浸透することで、今までとは仕事の仕方が変わってきている部分もあります。

たとえば、「わからないことがあったときに検索エンジンで検索する」という行動です。

2025年現在では、仕事でわからないことなどがあったときには真っ先にGoogleなどの検索エンジンで検索する、という人が多いでしょう。

しかし徐々に、ChatGPTに質問する人が増えてきています。

Googleなどの検索エンジンにAIが導入されるといった変化があったので、企業のWebマーケティングには今後大きな変化が起こる可能性があるでしょう。

もう一つ注目したいのが、Office製品です。マイクロソフトの検索エンジン「Bing」にも「Copilot」が搭載され、WordやExcelなどのOffice製品にもCopilotが追加されました。

このようにChatGPTの活用が広がっていくことで、フィジカルな体験に基づかない定型的作業が多いホワイトカラーの仕事はなくなっていく、と想定されます。

単にインターネット上の情報を集めてリサーチしたり、コンテンツを作成したりする仕事は減っていくでしょう。

創業手帳では、BingAI(Copilot)とChatGPTの違いやそれぞれの強みなどについてのまとめ記事も公開していますので、こちらもあわせてご覧ください。

関連記事
Chat(チャット)GPTとBingAI(ビング)AIの違いは何?どっちがおすすめ?

ChatGPT(チャットGPT)の危険性・問題点

ChatGPT(チャットGPT)は必ずしも正確な情報を出力するわけではありません。そのため、ChatGPTに完全にコンテンツ・コーディングを任せると、誤った成果物ができる可能性があります。

また、ChatGPTはプライバシーにも配慮していない可能性があります。仮に社外秘のような情報をChatGPTに入力してしまえば、その情報がChatGPTの学習のために利用され、思わぬところで出力されてしまう可能性があります。

実際韓国の大手企業であるサムスン社電子では、社員が入力した機密情報が漏洩してしまったという事例があります。

ChatGPTではオプトアウト(データを学習させない)を使用するなど、情報漏洩リスクへの適切な対策が必要になるでしょう。

さらに、ChatGPTはフィッシング詐欺などに悪用される可能性があります。これからどんどん、インターネット技術を使った詐欺のレベルは上がっていくでしょう。

今後、ChatGPTを使った記事コンテンツがインターネット上に氾濫していく可能性もあり、そうなるとユーザーがよりインターネットで検索しないようになっていく可能性もあります。真実を求めるために、インターネットではなく、書物などの信頼できるメディアに回帰していくトレンドがやってくるかもしれません。

ChatGPT(チャットGPT)についてよくある質問

ChatGPT(チャットGPT)についてよくある質問をまとめました。
以下でみていきましょう。

ChatGPTはGoole検索の代わりに使える?

ChatGPTは一部の用途ではGoogle検索の代わりとして使えますが、完全な代替にはなりえないでしょう。

特にハルシネーション問題に注意する必要があり、専門的な情報を得る際には、自分で検索し情報を集めていくことが求められます。

それぞれにメリット・デメリットがあるため、適切に使い分けていきましょう。

例えば、一般的な質問や要約が必要な場合にはChatGPT、最新ニュースや確実な情報が必要な場合Google検索など。

最適な使い分けをすることで、効率的に情報を収集できます。

ChatGPTは今後も進化する?2025年にGPT-5がリリースされる?

ChatGPTは2025年8月7日に、最新モデルである「GPT-5」をリリースしました。

GPT-5は、無料プランでも提供されており(制限付き)、すでに世界中で利用されています。

性能については賛否両論で、一般ユーザーからは「唯一の友人を失った」という感情的な面に触れる声も上がっているようです。

温かみが失われてしまったとして、4oへの回帰を求める声が多いことを受け、現在では4oモデルも再び選択できるようになっています。

今後どのような評価に落ち着いていくのか、最新情報を見逃さないようにしましょう。

ChatGPTの「アドバンスドボイスモード」って何?

「アドバンスドボイスモード(Advanced Voice Mode)」は、OpenAIが発表した最新の音声対話機能です。

従来のChatGPTの音声機能とは異なり、リアルタイムでの会話が可能になっています。

従来の音声機能との違いをまとめました。

機能 従来の音声モード アドバンスドボイスモード
応答速度 数秒の遅延あり ほぼリアルタイム
音声の種類 1種類のみ 9種類
音声の自然さ・感情表現 ロボット的で単調 人間のような流暢な発音・イントネーション・感情を込めた話し方も可能
対話の柔軟性 一問一答型 自然な会話の流れを維持できる
マルチモーダルへの対応 音声入力のみ 音声+画像+テキストにも対応

下記の画像のように、9種類の音声の中から、話し相手を選択することが可能です。

日本語対応も進んでおり、今後の進化も期待できるでしょう。

チャットGPTは安全に使えますか?

基本的には安全ですが、個人情報や機密情報は入力しないことが重要です。

OpenAIは入力データを学習に利用する場合があるため、設定でオプトアウト(AIの学習用としてデータを提供しないこと)することを推奨します。

ChatGPT(チャットGPT)の使い方の例を参考にビジネスに活用しよう

以上、ChatGPT(チャットGPT)の使い方の例やポイントなどについてご説明しました。

ChatGPTはこれからも精度が上がっていくことが見込まれています。

より精度が高まれば、リサーチやコンテンツ作成、コーディングなどのレベルも上がっていくでしょう。

その結果として、ホワイトカラーのほとんどの仕事がなくなっていく可能性を指摘する識者も非常に多いです。

それにつれて、ビジネスのやり方もChatGPTありきなものに根本的に変革されていくでしょう。変化に乗り遅れないためにも、本記事を参考にChatGPTを使いこなしてみてください。

大久保写真創業手帳の創業者 大久保の感想・ChatGPT(チャットGPT)の活用方法は無限大

ChatGPT(チャットGPT)はスタートアップだけでなく日本中で話題ですよね。
今後働き方を全て変えるかもしれないのがChatGPT(チャットGPT)です。

人間の一流専門家とChatGPT(チャットGPT)の対決や、プログラミングを実際に書かせたり、関連業界の見解を集めていち早く『ChatGPT 生成AIガイド』を作成しました。

無料で差し上げているので良ければもらってくださいね。

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(編集:創業手帳編集部)

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